お薬の飲ませ方

お子さんがお薬を飲むのを嫌がって困った経験はありませんか?
特に1歳-2歳くらいの味に敏感なお子さんは、泣いて口を開けない、無理に飲ませても吐き出してしまう、などとお困りのことがあるようです。次のように試してみてください

1)何かに混ぜて好みの味にする。

抗生物質の粉薬は水に溶けません。少量のアイスやゼリー、カスタードやチョコのクリームに混ぜると飲んでくれることも多いです。くれぐれも量は少なく、飲んだあとおいしいものをあげて、後味が残らないようにしてあげてください。さっぱりしたアイスより、乳脂肪の多いアイスの方が薬の苦みがでにくいかもしれません。お子さんの好みも考えて、混ぜたときは必ず少し味見して、まずくないことを確かめてからあげてください。酸味のある果汁などに混ぜると、苦くなってしまうことがあります。

2)空腹時に飲ませる

おなかがいっぱいの時は、なかなか飲んでくれません。空腹時で、あまり機嫌の悪くないときに飲ませるようにして下さい。服薬時間が多少ずれても問題はないことがほとんどです。一日に飲む回数は守ってください。シロップは、のどが乾いているとき少し薄めてストローなどで飲ませるのもいいでしょう。

3)楽しい雰囲気で

お母さんが薬を飲ませようと焦れば焦るほど、子どもは泣いて飲んでくれないことも。ゆったりと楽しい雰囲気で、薬を入れる食器なども可愛いものにするなど工夫してみてください。3歳以上のお子さんなら、薬を飲む意味も子どもなりに理解できるものです。早く元気になって幼稚園に行けるようにね、とやさしく説明してあげてください。

薬を飲ませにくい時、医師に相談してください。お子さんの状態に応じて、ある程度処方を工夫することもできます。