トピックス
小さいお子さんの受診について
子どもが受診をいやがって一苦労、とおっしゃる保護者の方がいらっしゃいます。1〜2歳前後のお子さんは人見知りする時期で、診察室に入るたびに大泣きするお子さんも少なくありません。そんな子たちも、1年くらいするとにこにこしながら診察室に入ってきてくれるようになります。
受診をいやがるお子さんへ
子どもが受診をいやがって一苦労、とおっしゃる保護者の方がいらっしゃいます。1〜2歳前後のお子さんは人見知りする時期で、診察室に入るたびに大泣きするお子さんも少なくありません。
そんな子たちも、1年くらいするとにこにこしながら診察室に入ってきてくれるようになります。心配しないで、成長の過程、とおおらかにお考えください。
採血・処置のときの工夫
当院では、採血や点滴などが必要な場合、お子さんが不安にならないよう、保護者の方にお子さんをしっかり抱っこしていただいて、お声をかけていただきながら行うようにしています。おもちゃに気をとられているうちに処置が終わってしまうこともあります。
感染症の重症度を判定するCRP等の検査は、注射針を用いないで指先からの少量の採血で行うことができます。痛みを伴う注射などに際しては、お子さんの年齢に応じて、処置が必要な理由をわかりやすく説明してあげることが大切です。終わったら、よくがんばったね、とほめてあげてください。
医療スタッフも保護者の方も、協力しあって子どもの健康を守り、すこやかな発達を支えていきたい、そう考えています。
成長の過程です
1〜2歳の人見知りは自然なこと。1年後にはにこにこ来院してくれるようになります。
抱っこで安心
採血・処置の際は保護者の方に抱っこしていただきながら行います。
指先採血でCRP検査
注射針を使わず、指先からの少量の採血で感染症の重症度を判定できます。
お薬の飲ませ方
お子さんがお薬を飲むのを嫌がって困った経験はありませんか?特に1〜2歳くらいの味に敏感なお子さんは、泣いて口を開けない、無理に飲ませても吐き出してしまう、などとお困りのことがあるようです。次のように試してみてください。
お子さんがお薬を飲むのを嫌がって困った経験はありませんか?特に1〜2歳くらいの味に敏感なお子さんは、泣いて口を開けない、無理に飲ませても吐き出してしまう、などとお困りのことがあるようです。次のように試してみてください。
何かに混ぜて好みの味にする
抗生物質の粉薬は水に溶けません。少量のアイスやゼリー、カスタードやチョコのクリームに混ぜると飲んでくれることも多いです。くれぐれも量は少なく、飲んだあとおいしいものをあげて、後味が残らないようにしてあげてください。
さっぱりしたアイスより、乳脂肪の多いアイスの方が薬の苦みがでにくいかもしれません。お子さんの好みも考えて、混ぜたときは必ず少し味見して、まずくないことを確かめてからあげてください。
空腹時に飲ませる
おなかがいっぱいの時は、なかなか飲んでくれません。空腹時で、あまり機嫌の悪くないときに飲ませるようにしてください。服薬時間が多少ずれても問題はないことがほとんどです。一日に飲む回数は守ってください。
シロップは、のどが乾いているとき少し薄めてストローなどで飲ませるのもいいでしょう。
楽しい雰囲気で
お母さんが薬を飲ませようと焦れば焦るほど、子どもは泣いて飲んでくれないことも。ゆったりと楽しい雰囲気で、薬を入れる食器なども可愛いものにするなど工夫してみてください。
3歳以上のお子さんなら、薬を飲む意味も子どもなりに理解できるものです。「早く元気になって幼稚園に行けるようにね」とやさしく説明してあげてください。
薬を飲ませにくい時は、医師にご相談ください。お子さんの状態に応じて、ある程度処方を工夫することもできます。
夜尿症について
夜尿症とは、5歳以上のこどもが夜間睡眠中に尿を漏らすことが、1ヶ月に1回以上、3ヶ月以上続く場合をいいます。夜尿は成長とともに自然になくなることも多いですが、本人やご家族が悩んでおられる場合、積極的な治療をお考えになることをおすすめしています。
夜尿症とは、5歳以上のこどもが夜間睡眠中に尿を漏らすことが、1ヶ月に1回以上、3ヶ月以上続く場合をいいます。夜尿は成長とともに自然になくなることも多いですが、本人やご家族が悩んでおられる場合、積極的な治療をお考えになることをおすすめしています。
当院での治療について
当院では、病気が隠れていないかどうかを確かめた上で、生活習慣の見直し、お薬、あるいはアラームによる治療などを行っていきます。
治療に大切なこと
夜尿症は子どもの成長過程にみられるもので、その治療には、子どもの自主性を伸ばす、成長を促す、といった視点が欠かせません。医師に任せるだけ、という姿勢ではなかなかうまくいかず、本人の「おねしょを治したい」という意思、良い生活習慣の確立、ご家族の支援、そういったものすべてが大切になってきます。
治療によって夜尿が減って自信がついてきた子どもは、さらに積極的に治療に取り組み、ご家族もそれを励ます―そこに、子どもの好ましい成長のプロセスがみられるのではないでしょうか。
焦らずに、子どもの成長をご家族とともに温かく見守る夜尿症治療を、と考えています。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎について
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は平成27年の統計で食中毒患者数の6割以上を占め、総患者数は1万5千人近くに上ると報告されています。感染は年間を通じてみられますが冬季(11月〜翌年1月)に流行する傾向があります。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は平成27年の統計で食中毒患者数の6割以上を占め、総患者数は1万5千人近くに上ると報告されています。感染は年間を通じてみられますが冬季(11月〜翌年1月)に流行する傾向があります。
感染経路
ウイルスの感染経路は多彩で、その多くが汚染された食品を口にすることにより感染すると考えられています。原因食品が特定されるケースは必ずしも多くないのが現状です。
症状と経過
感染から症状が出るまでの期間はおよそ24〜48時間。主な症状は嘔吐、下痢、腹痛です。発熱は軽度。多くは1〜2日で回復に向かいます。
感染予防のポイント
- ✓ 感染した人の便や吐物にはウイルスがたくさん含まれています。感染予防には十分な手洗いが最も大切です。
- ✓ 感染症状のある人は食品を扱わないこと。
- ✓ 二枚貝などウイルスに汚染されている可能性のある食品は十分加熱(中心部の温度85℃〜90℃で少なくとも90秒以上)することも大切です。
治療について
治療は安静、水分摂取、栄養補給などの対症療法が中心になりますが、脱水症状が強い場合は輸液が必要になります。
検査キットを用いて便中のノロウイルスを検出することが可能ですが、健康保険の適応は3歳未満および65歳以上の方に限定されています。
B型肝炎ワクチンについて
平成28年10月より、B型肝炎ワクチンが定期接種となり、0歳のお子さんに無料で接種できるようになりました。標準的な打ち方は、生後2ヶ月から接種を開始し、4週以上の間隔で2回目を、2回目から4-5ヶ月あけて3回目を接種します。
平成28年10月より、B型肝炎ワクチンが定期接種となり、0歳のお子さんに無料で接種できるようになりました。
標準的な接種スケジュール
生後2ヶ月〜
接種開始
1回目から4週以上あけて
2回目を接種
2回目から4〜5ヶ月あけて
3回目を接種
感染力と感染経路
B型肝炎ウイルスは感染力が強く、日本における感染者は国民の約1%(130万〜150万人)と推定されています。血液だけでなく、唾液や汗や涙などからも感染することがあります。出産時の母から子への感染は激減しましたが、家族内・施設内感染や成人での性行為による感染が問題になっています。
慢性化のリスク
B型肝炎は慢性化すると肝硬変や肝癌になることがあります。特に乳幼児期に感染するとキャリア(ウイルスが肝臓に住みついた状態)になりやすく、慢性化しやすいため、早い時期にワクチンで守ることが大切です。
このワクチンは副反応も少なく、海外の報告では20年以上の長期にわたり予防効果があるとされています。
1歳以上のお子さんも任意接種として何歳でも接種できます。積極的に接種されることをおすすめいたします。